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ウェールズの首都カーディフのアンティークモールで見つけてきました、英国の名ガラス工房、Davidson & Co.のウランガラスのボート型のバスケットです。
ヴィクトリア王朝期の作品です。
Davidson工房は1867年に創業し、デザイン性の高いアートグラスを多数作っていました。
様々な名品を作っていましたが、1966年に別会社に買われてしまってその歴史を閉じた工房です。
こちらの作品はDavidson工房のPearlineシリーズ(黄色あるいは青色に白のオパールセントを加えたシリーズ)の一つ、”War of the Roses”パターンのボート型ボウルです。
登録番号、212684が底部に刻印されています。
1893年に発表され1895年まで作られていた作品で、ボートの両側に花のようなパターンが施されています。
題名が薔薇戦争、紅薔薇側と白薔薇側の双方に与した貴族たちを表しているのかもしれませんね。
Davidson工房でPrimroseと呼ばれる黄色のウランガラスが用いられています。
Davidson工房でPrimroseと呼ばれる黄色のウランガラスが用いられており、ブラックライトを照らすと綺麗に蛍光を放って光ります。
上述の通り1893年から1895年の間に作られた作品、とても良い状態の作品で、微細なスクラッチがある他は瑕、欠けのないとてもきれいな作品です。
ただ4つの足の高さが揃ってなく、置いた時にガタガタします。
メーカーDavidson Glass 種類ボート型バスケット デザインWar of the Roses 状態Very Good サイズ ガラスバスケット15.5x4.3 高さ9.8ウランガラスはガラスに微量のウランを着色料として混ぜたガラスです。
透明な黄色や緑色のものがほとんどですが、水色やピンクのものも稀にあります。
ウランガラスの歴史は実は古く、ローマ帝国のモザイクで使われていたそうです。
近世では1830年ころにボヘミアで作られ始め、1940年代まで欧米でたくさん作られました。
英語ではワセリンガラスと呼ばれ、ウランガラスはドイツ語の読み。
最大の特徴は紫外線ランプ(ブラックライト)を照らすと、蛍光を発しながら緑色に輝くこと。
夜明け前の空も紫外線が満ちているので、ウランガラスは蛍光を放ちます。
ウラン、と聞いて放射能を心配する方...楽天市場のショップで商品詳細の続きを見る